調光とシーン設定
光の量をコントロールすることによって、様々なシーンを設定することができます。また、調光する範囲によって器具の選択肢も変わってきます。
調光の特徴
メリット
- 消費電力を抑え、省エネに繋がる
- ランプの寿命が長くなる
デメリット
- 調光スイッチを多くすると電気工事費が高くなる
住宅では一般にリビングやダイニング、寝室などに調光機能を取り入れることが多くなります。調光可能な照明器具、不可能な照明器具があるので、照明設計をする初期段階から調光計画も念頭に置くべきです。部屋の雰囲気作りを重視すると、調光の範囲は広くなります。イニシャルコストを抑えるか、その雰囲気が空間にとって本当に必要なのかを考察し、クライアントに提案すべきです。
シーン設定
調光器具の中には、調光シーンを記憶できるものもあります。作業や団らん、パーティー等さまざまなシーンに合わせて、回路ごとの明るさのバランスとパターンを記憶させ、光の調節をすることが可能です。